FXトレードルールの検証はなぜ続かないのか?

 

音声 「裁量トレードの検証って面倒くさいよね、だけど…」

*

トレードの勉強をする際に耳にするのは、

「検証をすると勝てるようになりますよ」というもの。

もちろんこれは個別のコンサル生にも、
グループのコンサル生にも口を酸っぱくして言っていること。

健気に頑張る人もいれば、1日ともたずに飽きてしまう人もいる。

その差はどこからくるのか、と考えてみたのですが..

「継続することに慣れていない人ほど、検証が続かない」ことがわかりました。

女性のトレーダーは案外ここはすんなりできます。

ただし「結果主義」のギラギラ系女子は難しいです。

というのも「検証をやる必要性」みたいなことを考えて、
いちいち手が止まるからですね。

これは男性に強い傾向で、検証をやる意味みたいなものを、
一度考えてしまうともうだめです。

「ウダウダ言ってないでトレードで金飛ばしてんならさっさとやれ」

というのが正直な本音です。

そもそも実弾のお金を賭けてトレードを繰り返して、
毎週毎月お金を減らすぐらいであれば、

「検証で練習反復を徹底して繰り返したほうがいいじゃん」

と、私なんかは思ってしまうのですが、
やはり検証作業は「刺激」が薄いので、
やる気が止まってしまうのでしょう。

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美人トレーダーの師匠に言われたから私もやった

当時私自身が負けていたトレーダーだったとき、
若くて巨乳かつ美脚で声がきれいな女性トレーダーの師匠に、

「らいくさん、あなたは検証しないと一生勝てないですよ」

と、辛辣な言葉を投げかけてもらった。

美人で知的だが私以上に口が悪いのも特徴だった。
これまでは何を言われても検証作業なんか、
面倒くさくてやってられるかよボケ状態だったのですが..

私よりも明らかに見た目はダサい肉体はナヨい声はダミ声の若造が、
同じぐらいの激務状況(月の休みは4日程度)なのに、
あっさりと5年分の検証を終わらせていたのです。

当然彼はコンサル生の中でも頭角を出していて、
すでにかなり勝ち越している(月+400PIPS以上)という話でした。

それからです、私の闘志に火がついたのは。

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検証をする最大のメリット

検証というのは、仮になんのデータを取らなかったとしても、
止まっているチャートではなくて「動いているチャート」で、
実践の練習ができる。

これはつまり、通常のトレードをやや簡単にしたような感じで、
リアルな金が減らないだけで、実践訓練としては申し分ないのです。

つまらないという方は、検証作業であっても負けたら、
お金を奥さんや旦那さんに渡すとかをすればいいです。

私なんかは近場の神社に負けた金額の半分を、
普通にお布施しにいきました。

おそらく某神社に2年で70万円は支払ったと思います。

手痛い勉強代金でしたが、このぐらいやることで、
タラタラ無意味に検証をするのではなく、
ある程度本気になって取り組めるということが可能になるのです。

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トレードの検証で効果が薄いパターン

いくつか挙げていきます。

1.ロジックを複数使ってトレードを繰り返している
2.エントリー根拠、決済根拠、獲得pipsを書かない
3.リアルなローソク足の動きを見たときの感情の流れを無視する

(1)は実際かなり多いです。

特に「グランドセオリーFXはロジックが複数」あるので、

欲張りトレーダーの人ほど「全部使いたい」となります。

たとえばレンジロジックのA手法を使って、
トレンドロジックのB手法を使う..みたいな形です。

複数のロジックを使うのは、せめて検証で普通に、
月トータル勝てるぐらいに1つのロジックを使い倒してから。

そうじゃないとどのロジックで勝ちが多くて、
負けるパターンはどういう動きなのかが見えてきません。

FT2を回すと気軽にトレード売買ができるので、
つい(2)のような記録がおざなりになります。

でもそれだと検証をする意味がそれこそ少なくなります。

いちいち1つ1つのトレードで「根拠」を記すことで、
必ず負けるパターンと、いつも含み益になるケースや、
鉄板と言われる常勝パターンを自分で見つけることができます。

なので最低(2)程度の項目は書いたほうがいいでしょう。

これが溜まってくると、それらを休日に眺めたり、
通勤の間に目を通すだけでも相場観は磨かれていきます。

最後に(3)これは特に男性が目を背けるところですが、
実際FT2を回していると「急激な戻り」にひよって決済しただとか、
突発的な動きに翻弄されて含み益を全部失ったとか..

そういった「リアル感」をしっかり書いてほしいのです。

特に感情はかなり動くと思いますので、
そういった部分をしっかりと書いておくことで、
単に流れ作業でやる無機質な検証作業も多少は楽しくなります。

後はもう、自分がやった検証やトレードの結果を、
飛翔の庭園」のような場所で私に提出することです。

そうすれば適宜フィードバックはしますし、
他のコンサル生に意見を仰ぐことも可能になります。

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まずは一か月勝ち越すことを目標にする

これである程度、自分が得意とする相場と、
苦手なチャートの動きがわかるはずです。

そうして一ヶ月勝ち越すことができたら、
それを3ヶ月、半年、一年と長くしていく。

それなりに洗練されているトレーダーでも、
年間「すべて勝つ」ことはかなり難しいです。

検証で全月勝てない人が、
実際の相場で年間しっかりとした利益を確保するのは、
かなり難しいといっても過言ではありません。

「月で負けても、年間勝てばいいんだよ」

と、三流の専業トレーダーは口にしますが、
そもそも「月単位」で負けた瞬間に、
多くのトレーダーの心はすでに折れています。

そうしてずるずると負け続けて、
相場を張るのが嫌になってしまうんですね。

ですのでまずは、とっかかりとして、
着実に検証で「一ヶ月勝ち越すこと」を目標にしてみてください。

案外難しいですし、自分はこれまで、
なんて大雑把にどんぶり勘定でトレードをしてきたんだと、
普通はがく然とするところが、トレーダーのスタートラインです。

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