ロジックバカにFXの勝利の女神は訪れない

君の大切な命の玉(銭)を、
ろくに検証もしていない、にわかロジックに預けるのかい?

 

音声 「ロジックに従うだけのただの豚」

さて、少し前の記事ではボリンジャーバンドを解説しましたが、
思いの他反響が大きく、直接メッセージをくれた方がたくさんいました。

ありがとうございます。

中には鋭い考察をされる方もいて、
要約し抜粋すると..

> 今まで僕はまるでボリンジャーバンドのことを、
まったく理解できていなかったんだと感じました。

グランドセオリーFXを持っているのに、
自分勝手な理解でトレードを焦ってしていたのかもしれません。

.

別の方からは..

> ボリンジャーバンドを順張りで使うという発想が素晴らしく、
マイナー通貨ですが大きなトレンドに乗れて、
+90pips程度の利益を取ることができました。

これからは意識してボリンジャーバンドを活用していこうと思います。

「ロジックを極める」というのは、

単にAというトレードをルールを守って、
淡々とトレードを繰り返す..というものでは実はありません。

そんなわけで今日はもう少しこのあたりのポイントについて、
掘り下げていこうと思います。

FXで勝つために「手法バカ」になってはいけない

「要するにFXで勝つためには、いかに優れたロジックを手に入れて、
それとまったく同じようなトレードを繰り返せば勝てるんでしょう?」

世の中にはまだこういった「古い神話」をもとにして、
トレードに取り組む方がまだまだ多いのが現状です。

こうなるとまさに「ロジックモンキー」になり下がり、

「手法通りにトレードしているのに勝てないじゃないか!」

と、喚き散らす下品な豚に成り下がってしまうのです。

ですが世にはこびるFX商材というのは、
ほとんどが初心者目線で書かれたものか、
お手軽お気楽サインに従うだけで稼げるというものが大半です。

なぜならそれが「私たちの脳を停止させる」ものだからです。

たとえば矢印サインが出るFX商材があったとして、
それ通りに売買しているのに一向に勝てません、
といった、低レベルな疑問が出てきてしまうのはなぜなのか?

それが「手法バカ」になっているということなのです。

FXの情報商材の場合「期待感」を煽ることによって、
実際の中身はスカスカであったり、
そもそもその教材を出している人物が
トレードをまったくしていないということは実はザラです。

そうして私たちの弱みにつけこんで、

「裁量トレードなんかやるよりも、楽して勝てたほうがいいでしょ?」

と、誘惑してくるのです。

こうしてお花畑トレーダーが量産されていくのです。

.

FXの本質

「ロジックなんか、自分がピンときたのであればなんでもいいんだな」

「要はその手法をどれだけ自分の”もの”にできるかどうかなんだ」

「昔はまったく理解できなかった、パンローリングの本が今になって腑に落ちました」

 

実はこれらにFXの本質が隠されているのです。

我々トレーダーを志すものにとって、
こういった「発見」は非常に重要です。

ロジック通りに従えば勝てる、
教材の通りにトレードをすれば稼げる、

もちろん我々が思考を停止した状態で、
何も考えずにこうしたトレードを繰り返していると、
「たまたま勝てるとき」は偶発的に出てくるでしょう。

しかしながら、トレードを人任せ他人任せ、
ましてや教材に命綱を預けるというのはもはや愚の滑稽なのです。

ですからあなたには、

「ロジックにすべて従う劣化トレーダー」ではなくて、

「ロジックの本質を見抜き、自分なりに突きつめていく」

という部分をやはり意識して頂きたいと考えています。

ですから本来、FXの教材というのは、

「トレードの側面」のみしか書かれていないものは、

あなたに長期的に勝たせようということは、
微塵たりとも考えていないと思ってもいいでしょう。

なぜならトレードをする人間は、

・家庭があり
・仕事があり
・日常があり

トレード以外に使う時間のほうが圧倒的に多いからです。

.

FXを本気で学んだ先には、内側から引き出されるものがある

たとえば私の例で言うと、FXで負けていたときというのは、
とにかく短気で、彼女に当たることは当然、
FXで調子が出なければ仕事にはモロに影響が出る。

さらに自分の表情も乱れてきて、常に舌打ち、
負けた腹いせに道路にはタンを何度も吐くという
あまりにも「ダサい」男だったのです。

そんなとき私はようやく気付いたのです。

「もしかしたら俺がFXで勝てないのは、
内面に原因があるんじゃないか?」と。

要するに表面的なFX教材にありがちな、
外から勝つための「知識だけを与える」ものではなくて、
内側から引き出されるものでなくてはならなかったのです。

ですので私は「寺に3ヶ月」修行にいくことにしました。

朝は4時に起きて、笑えるほど長い廊下をぞうきんがけし、
部屋にほこり一つ残らず掃除をかけ、
トイレは「手で」磨くということもしました。

精進料理を口にして、雑念があれば
木刀で肩を思いきり叩かれる。

瞑想を繰り返し、邪念がわずかでも
残っているようならばわずかばかりの飯は抜き。

あまりにも古典的に見えるかもしれませんが、
実際本当にこういう世界はあるのです。

しかしこれらを90日間行ったとき、
まさに「内側から引き出されたもの」は確かにあったのです。

まず含み損に怯えなくなり、
次に含み益にドキドキしなくなりました。

連敗しても心が動じることなく、自分が信じているロジックで
ためらわずにエントリーができるようになりました。

つまり..

「私が長い間勝てなかったのは、そもそも内面が未熟すぎた」からなのです。

あなたの心の強さ、どのぐらい?

もちろん一概に、内面を鍛えれば
FXで常勝できるわけではありませんが..

少なくとも、精神や感情といったものが一定の位置までいけば、
当然損失は減り、利益率ははるかに向上するのです。

ちなみにどうして「寺に人脈」があったのかというと、
もともと私自身、そのお寺に無料で園児のための
朗読会というものを何度もやっていたという背景があります。

ここでやったひとつの修業は、確かにためになるものでした。

特に手でうんこが普通についている
トイレを磨くというのは衝撃の連続で、
家のトイレ掃除や風呂掃除なんて楽勝も楽勝。

何かを使って掃除ができるだけで、
これほどまでにありがたいと思えるのです。

これに比べたら泣けるほど少ない種銭が、
多少減ったところで動じないのも、
頷けるような気がしませんか?

だって、手が本当にうんこくさくなるんですよ..

あの匂いは今でも忘れられない。

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