レンジブレイクは頭で考えている間に負ける
理論だけでカバーできない流れがそこにはあるんだよ。
動画 「幾度となく跳ね返されたラインは反発するという神話」
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トレンドフォロワーが必ず最初にぶつかる壁のひとつに、
「幾度となく跳ね返されたラインは必ず反発する」
という思い込みがあります。
しかしどれだけ強固なラインであっても、
破られるときはあっさり破られることもある
ということを知っておいてください。
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「飛翔の庭園グルコン生」の30代男性Kさんから、
質問を頂いたので、ここでもシェアします。
> 今までトレードを勉強して来た中で、
>「何度も跳ね返されたライン程強固な物である」というイメージがあります。
>らいくさんが前におっしゃっていた
>ラインで跳ね返る度にそのラインは
>どんどん削られて薄くなるという部分がまだ理解しきれていません。
>ラインで反発する=ラインブレイクをトライした回数で、
>ラインブレイクのトライ1回目より3回目のトライの方が
>抜けやすいというようなイメージでしょうか?
>良かったら動画作成お願いします。
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補足をすると「削られても抜けない場合がある」ということと、
3度目トライのほうが「抜けやすい」ということです。
確かにラインは薄くはなっていますが、
イメージで言うと「バリアの幕」はまだ張られているのです。
そのときに注目してほしいのは「ローソク足」の、
強さだったり勢いだったりしますが、
基本的にそのラインが本当に強固であれば..
仮に薄くなっていたとしても、そのバリアは破られないのです。
このへんは理解するというよりは、
FT2を回すなり過去のチャートをつぶさに見て、
感覚として「覚えておく」ほうがいいです。
頭で理解しても、ブレイクアウトはおそらく取れません。
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動きがないときは耐え忍ぶことも必要
雇用統計後のトレードです。
今回は勝ち星ゼロでしたが、こういうときこそ、
山と谷を意識する練習になります。
谷1-谷2の局面は「安値切り下げ」かつ、
高値が13EMAに抑えられているので、
言うまでもなく下降トレンド中です。
そのときT1.地点でラインに一度タッチ、
そのあとT2.地点でラインに二度目のタッチをして、
ブレイク、そして山1をつけます。
その後山2をつけますが、高値更新ならず。
(微妙に切り下げているところを見逃してはいけない)
谷2-谷3で安値は切り上げていますが、
高値は切り下げている状態なので、
まだ上昇トレンドは出ていないと判断ができます。
このときボリンジャーバンドの±2σを活用すると、
明らかにバンドの範囲内の動きで、
バンドウォークが出ていない状態ですよね?
ならばまだ、ブレイクを待ったほうがいいのです。
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レンジ手法ブレイク必勝パターン「強の息吹」
画像1枚目の続きです。
谷Aをつけるまではほとんど動きがないので、
ここらでトレードをするのは意味がありません。
ジっと耐え忍ぶ術がいります。
というよりは、通貨をさっさと変えたほうがいいですね。
(画像2
谷4-山3-山4地点はボラのないレンジ相場、
というよりは「停滞相場」と見てもらっても構いません。
谷5で下にブレイクしますが、
谷A地点で陰線ピンバーが出ます。
(どうしても逆張り派としてはこんなところで買ってしまう)
が、ここでの逆張り買いは正直悪手です。
本当であれば、谷5ラインを上に抜けて、
P.地点の陽線ピンバーか、
山5をつけてからの13EMAタッチまで待つのがベストでした。
(ここが絶好の押し目買いポイント)
このとき重要なのが..
「山5ラインを強陽線でブレイクしている」ということです。
こういったとき、山6をつけた時点で、
すかさず次の足で成行エントリーをしても、
ブレイクの成功率というのはそこまで低くならないのです。
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前回のチャート画像を拡大しました。
レンジブレイクで勝ちやすいローソク足の形状
強B.強B2.と記載しているところが、
レンジブレイクを「強陽線」にて抜けているところです。
2つとも「抜けた次の足」で買っていても、
利益が出せているところがポイントです。
つまりレンジブレイクで効果的な利益を狙う際は、
・ブレイクを「強ローソクでつけた次の足」
・ブレイク後「弱のローソクで戻したとき」
・ブレイクし「13EMA付近まで戻したとき」
この3つの戦略が取れます。
ここらの詳しい売買方法なんかは、
次作教材「トレンドセオリーFX」で、
さらに詳細にお伝えしていこうと思っています。
(発売は”相当”後なので、首を長くしながら待っていてください)
グランドセオリーFXの中でも結構暴露しています。
そういった視点で再度読み直してみてください。
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ラインブレイクエントリーは、頭で考えすぎない
冒頭のKさんの質問を、再度振り返ってみましょう。
> 今までトレードを勉強して来た中で、
>「何度も跳ね返されたライン程強固な物である」というイメージがあります。
>らいくさんが前におっしゃっていた
>ラインで跳ね返る度にそのラインは
>どんどん削られて薄くなるという部分がまだ理解しきれていません。
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Kさんみたいなタイプの人は、
頭で納得しないととにかく前に進めません。
「なぜ?」が気になる人というのは、
こういう性質が多く持つのですが..
残念ながら相場は、
「A=B」というロジックがすべて適応されるのではなく、
「A≠B」になるケースもあるわけです。
確かにラインは「跳ね返された数」が、
強いから反発を狙うというのは一般的です。
が、今回のようにたとえば、
「強のローソク」でブレイクした場合は、
そもそも跳ね返らずにそのままトレンドを形成する。
つまり「A=B」ではない場合もあるということです。
相場師は常に相反する答えを持つこと、
それはたとえば自分が買いポジションを持っていても、
常にここから下がるかもしれないという目を持つことです。
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