っしゃ、+70pipsまで含み益きてるぜ。
やっぱトレンドに乗れるといいねー。

まっ、このまま+200pipsぐらいは楽勝じゃね？

俺はもう寝るけど、ばっちり上がっててくれよな。

朝目覚めると、-150pipsのポジションがあった。
ぼう然とする、手が震えだす、変な声が出る。

利食い千人力とはよくいったもので、
確かに利益を大きくとれるのは、
すごくいいことだが、欲を見るとその利益は損に変わる。

せめて同値撤退のストップはかけておこうぜよ..

らいくです、どもども。

FXで勝つために必要なのは、

１.シナリオと違ったときは、ためらわない損切りをする
２.利益がある程度（+50pips以上）でたら少しは利食いする。
３.ドテン売り、ドテン買いを恐れない

利益、と言う面でみるなら、
まずはこの３つのレベルをあげていく必要があるなと。

まず１、これがたぶん一番難しくて、
最初は本当になかなかできないんですよ。

なぜなら、自分のポジションを持った瞬間に、
自信がゼロでエントリーする人は、ただのギャグか、
FXを遊びでやっているミセス・ワタナベぐらいでしょう。

損切りができない理由は、おそらく..

・自分のお金がダイレクトに減るのが怖い

もしそういった感情があるのならば、
これはほぼ間違いなく、枚数が多すぎです。

人間の心理的に、一度のポジションをとって、
私たちがそのエントリーで負けたとき、
そのマイナスが-5％以上だと、普通はムキになります。

ゆえに、損を認められない。

あなたの口座資金が500.000円のときに、
たった一回の負けで、-5％（-25.000）を出すと、
私もそうですが、その損を取り戻そうとする。

安倍さん風に言うと「とりもろす」と、
舌たらずに無意味に熱くなりはじめます。

だからその損失のパーセンテージを、
少しずつ落としていくことが、第一のステップ。

私の経験上、損失が-1％以下であったとき、
ほぼロスカットにためらいを感じることはなくなります。

次に２.

> 含み益がたえられないんですよねー。

と、言う方へ。

これは「利益を伸ばす」ことが苦手な人。
対処法としては、

・+50pips（別に+50pipsではなくてもいい）ほどの
　利益が出たら、まずは半分、もしくは2/3を利食いする。

つまり、8枚のポジションを持っていて、
+50pipsの含み益になっているとするなら..

・そのうち4枚のポジションは決済する。
・利益を重視するなら、6枚のポジションを利確する。

で、あまったポジションを+10pipsぐらいの位置に、
ストップをおいて、後は利益を伸ばしていく。

そうすると、冒頭で書いたように、

「最初は利益が出てたのに、時間がたって
　損失に変わったよあばばばあばばばあ」

と、言うことは避けられます。

.

> あたしさー、どうもトレンドが苦手なのよ。
> レンジ相場では面白いぐらいに勝ててるんだけどなあ。

こんな人は、最後に３.

「ドテンをする勇気を持つ」と言うこと。

特にレンジ相場で逆張りを仕掛けるタイプの人は、
トレンドが発生していることに気づかなくて、
思いっきり逆張りを連発して、ものすごい損を出すんです。

これはトレンドラインを引いたりすれば、
自分がどのぐらい市場に逆らっているかが、
はっきりとわかるんですが、

・流れが出たら、すぐに反対のポジションを持つ覚悟

も、時としては必要になります。

アベノミクス的アゲアゲ相場で逆張り脳だった人は、

> も、もうこんなに上げたんだから、
> そ、そろそろ下げるんだからねっ

と、思いこみ信じこみ、かなりの資金を
おそらく溶かしてしまったでしょう..

ただレンジ相場が継続していたり、
ものすごいせまい範囲で行き来しているのに、
ムダにドテンを仕掛けるのは、市場からみたら単なるカモです。

なので、そこは注意しましょうね。

.

【今日からのトレードを、変化させるためにやってみること】

―１回の損切りにかかるコストを、もうちょっと抑えてみる
　損失を出したときにがっかりする回数が多いなら、枚数が多いかも。

― 一定の含み益が出たら、半分もしくは2/3を利益確定する。
　よく言われる「利大トレード」よりも、
　着実な利益を確保するほうが先。

―トレンドの流れが出たら、ドテン売買を恐れない。
　逆張り脳をいつまでも持っていたら、市場の餌食になる。