トレード手法が全然定まらないんです。
という悩みはいつになっても尽きないものですが、
この「手法」というものを、
誤解している方が多いように思えます。
たとえばですが..
・ローソク足の実体よりも長い上(下)
ヒゲが出たときにエントリーをする。
・実体よりも長い上ヒゲが出た次のローソク足で(売り)
・実体よりも長い下ヒゲが出た次のローソク足で(買い)
こういうルールを設定したとしましょう。
正直な話、トレードに慣れてくると、
こんな単純かつシンプルな手法であっても、
月トータルで+150~+200pips前後の利益ぐらいなら、取れるんです。
ですが仮に、この手法で5億円を稼いだトレーダーに、
あなたが必死になって弟子入りしたとしましょう。
同じルール、同じ資金量、同じ通貨、
同じエントリーで「この手法」を覚えることができました。
じゃあ自分一人になったときに、勝てるのか?
私なりの答えは..
「無機質な機械化されたルールに従って勝つというのは、
それは長期的な勝利ではなく、単なる金の亡者が辿る道にすぎない」
つまり、勝てる可能性は必ずしも100%ではないのです。
FX創造館:らいくです、
.
手法を定めないといけないと悩む人は、
そもそもそのルールを..
「どこで使えば、一番利益が出るのか?」
「どこで活用すれば、損を一番小さくできるのか?」
こういう見えない部分を、見逃しているんです。
単にローソク足のみを徹底的に見て、
ローソク足の長さ、陰線と陽線の
バランスに注目するかもしれません。
もしくは「陰線または陽線の連続して出た回数」を、
誰よりも重要視して見るかもしれません。
またはローソク足にボリンジャーバンドを加えて、
そこからの反発をチェックするかもしれません。
つまり「基本となるルール」を、
成長させるも、停滞させるも結局はあなた次第。
という抽象的な答えになってしまうわけです。
では「手法を定めること」は、無意味なのか?
ここでひとつ、あなたにお伝えしたいのは..
「間違ったと思ったエントリーがあったら切れ」
これだけです。
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人間と言うのは不思議なもので、
たとえば月に500万円稼いでいるトレーダーが、
「移動平均線を使わないと勝てるわけがありません」
「ラインを引かないトレーダーなんて信じられません」
「トレードで一番稼げる時間帯は、16時から23時の間です」
というような文言をこれでもかと述べるセミナーや、
教材などを深く意識しすぎてしまうと..
(そうか、やっぱり稼いでいるトレーダーが使う、
インディケーターをマネするのが一番なんだろうな)
という「固定化された」手法や
ルールに目がいくようになります。
たとえばですが、移動平均線を使うとすれば、
レンジ相場のときに、移動平均線を必死に見ても、
普通未満のトレーダーであれば、まず勝てるようにはなりません。
なぜなら移動平均線の「性質」を深く理解できていないから。
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同様に、ライン一本引くにしても、
・トレンドラインをどの角度で引くのか?
・一本の水平線をどこからどこまで引くのか?
こういう目に見えない「経験の差」が出る部分を、
いわゆる初心者層の大衆トレーダーにわかりやすく、
誰でも猿でも小学生でもできるように教えたところで..
「その密度が非常に薄まることは、ご理解頂けるでしょうか?」
なので結局のところ「手法が定まらない」という方に、
私がアドバイスできることがあるとすれば..
「自分が信じられる手法を、突きつめる他はない」
というような答えになってしまうわけです。
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これはトレードだけではなく、
仕事やビジネスを教えるときも、
人は基本的に「疑問があると立ち止まる」のです。
ですが、トレードに置いて頭の中に
「?」が出ている場合は、そのチャートパターンや、
上昇または下降の強さの「実践経験」がたりないのです。
疑問を感じながら「経験を重ねて」答えを自分で出していく。
これがトレーダーとして、あるべき姿ではないかなと感じています。
なので、疑問や不安を感じているのであれば、
まずはお金を賭けなくていいので、
チャートを眺めてみてください。
実際に今、自分が3枚持っていたら、
はたしてどういう感情になるのか?
いずれ稼げるようになって、
20枚のポジションを持ったら、
今の急上昇でチキン利食いをしていないだろうか?
そういう思考を少しずつでも持てるようになったとき、
「手法はいくらでも、自分の頭からゆっくりと作れる」
そのことに気づけるはずです。
仮にここまで到達していなくても、
少しずつ知識をつけて、実践を繰り返していけば、
勝てる瞬間というのは、必ずやってきます。
「手法に右往左往するよりも、
素直になったほうが早いときがある」
FX創造館:らいくより
トレードで勝てない人って、
先人の知恵を小ばかにしたり、
あたかもそれは自分に関係ないとスルーしがちです。
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追伸:
ちなみに私たちの脳構造上、
目に飛びこんでくる情報の中で、
間違いなくこれは、今の自分にとって不必要だろう、
そう思うところを、本来は突きつめる必要があるのです。
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追伸2:
なぜなら月トータル、年トータルで負けている場合、
自分の中で「知識の本質」を見抜く力は、
まだ育っている最中だからです。
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追伸3:
つまり自分自信のヤワい直感を頼りに、
安易な決断をして、ポジションを取っていると、
当然負けている思考と感情が前面に出て、勝てないのです。
だからこそ、感情や精神を少しずつ鍛える、
一見トレードとは無意味なことを、やる必要があるのです。
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らいくの戯言-編集雑記
◆ あえて逆の行動を取るという意味
トレードというのは「非日常」に近い感覚を、
どれだけ信じることができるか、の積み重ねが、
ここ一番の勝負や大相場のときに生きてきます。
しかしながら私たちは「1つの世界線」の中で生きています。
Aと言う家庭があり、Bという会社で働き、
Cという友人を持ち、Dという夢を抱き、
Eというトレード手法を学んでいる。
そこでこれらの世界を消したとき、
俺は私はどういう選択をとっていただろうか?
と、考えてみるのです。
たとえば、家庭と妻子を持つ男性であれば、
もし俺に家庭がなかったらと想像してみる。
もしトレーダーとして余分な収入が+30万円あったら、
今の会社でも立ち振る舞いや言動はどう変わるだろうと、
本気で真剣に考えてみる。
今の友人関係は「本当に自分にとって必要なのか?」
うわべだけで付き合っていないだろうか?
考えてみるのです。
特にこれは人付き合いの多い女性は必須項目です。
なぜなら女性トレーダーの多くは、孤独に耐えられずに、
救いがたい損を出す可能性が高いからです。
夢や目標を高らかに持っている人も、
「本当にそれは自分の才能をフルに使い、
誰よりも心から欲する夢や目標なのだろうか?」
と、たまにでいいので考えてあげてください。
自分のハートの声がさびれてきたときこそ、
人生を振り返り、考えるのはいい機会ですから。
「自分の中の世界の常識を、少しだけ壊した行動をする」
FX創造館:らいくより
それで数年後、人生が大幅に変われば最高じゃないですか。
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その日常に変化を加えることができるのも、1つの才能です。
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